先日あすかの森認定こども園に研修に行かせていただきました。
参加者は「ナーサリーゆめの木」の園長・調理師・看護師兼介護予防指導士と「資生館ゆめの木保育園」の園長・調理師、両園の管理栄養士です。
あすかの森認定こども園は今年の6月から給食を「ごはん給食」に変えた「ゆめの木」の先輩園です。この日も給食は和食中心の献立で、おやつはおにぎり🍙とお茶でした。
あすかの森認定こども園の松本園長は、「園児を自分の子どもに置き換えた時、子どもが食べるべき食事を提供したいと考えています。その食事とは、日本人が昔から食べてきた日本人の体質に一番合った米なのです。米を主食にすると自然に味噌汁と主菜、副菜となり、和食になるのです。子どもが丈夫で健康でいてほしいと思うのは親の一番の願いです。お子様ランチのように子どもが一時的に喜ぶ食事よりも、ずっと健康でいられる将来を見据えた食事(ごはん給食)が大切なのです。」と話して下さりました。
私が所属する日本介護予防協会の講師も、「今の子ども達が高齢になった時に介護を必要とする人は、今よりずっと多くなると予想されます。何故なら、幼少時からの不適切な食事や運動不足などが原因で引き起こされる生活習慣病や、固いものを食べないことで歯を残せず、認知症を発症する高齢者が増えるからです。」と言っていました。松本園長と同じことを言っているなと思いました。
仕事が忙しくてごはんを作る時間がない・・・という保護者様が多くいます。 私もそうでした・・・。「ごはん給食」の考えは、子どもは「ごはん」と「味噌汁」をメインに考えている食事です。 朝に炊いたごはんと味噌汁を、夕食でも温め直して食べれば、帰宅してからの食事の支度は主菜と副菜だけで済みます。主菜は焼き魚、副菜はキャベツの即席漬けにすると、夕飯の準備は20分で済みます!! これは3人の子育て中の私のやり方です。家庭の食事を和食にしてから、料理が苦にならずしかも時短になりました!ご馳走は週末に作れば良いのです。
あすかの森認定こども園の子ども達は毎日「ごはん給食」を食べて、元気いっぱいに遊んでいました。
とても勉強になる研修でした。あすかの森認定こども園の園長、職員の皆様、本当にありがとうございました。
記:看護師・介護予防指導士 辻井寛子